【自己肯定感を上げる方法】短所を長所に変換しよう

短所をネガティブに捉えると、自己肯定感は下がってしまいます。
一方で、短所をポジティブに捉えれば、自己肯定感を上げることができます。
具体的に説明すると、「短所を長所に変換する」を行うことで、自己肯定感は高まりますよ。

短所への姿勢が自己肯定感を高める

短所があるのは仕方ないことです。
ただ、そんな短所を長所に変換できる人は、自己肯定感が高くなる傾向にあります。
自己肯定感を上げる方法として、「短所を長所に変換すること」を覚えておきましょう。

誰もが短所を持っている

「誰もが短所を持っている」と言うことができます。
いくら活躍している人だって、短所を持っているわけです。

例えば、メジャーリーグで活躍したイチローを想像してみてください。
イチローには「最低50歳まで現役でプレーしたい」という目標がありました。
ただ、実際は加齢と共に成績は低下してゆき、45歳で現役引退をしました。
イチローにとっての目標は、「最低50歳まで現役でプレーすること」だったわけです。
そのため、「加齢という短所が目標達成を拒んだ」とも考えることができるでしょう。

【自己肯定感を上げる方法】短所を長所に変換しよう、現役引退

このように、世界の第一線で活躍した人にも、短所はあるわけですね。

自己肯定感が高い人は、短所をポジティブに捉える

イチローは加齢という短所によって、現役引退をすることになりました。
では、加齢によって現役引退したイチローの現在は、どうなっているのでしょうか。
現在のイチローは、インストラクターとしてマリナーズの選手の指導などをしています。
また、特別コーチとして、日本の高校野球の選手にも指導しています。

「加齢=短所」と思ってしまうのは仕方ありません。
しかし、「加齢=経験を教えることができる」とポジティブに捉えることもできるでしょう。
まさに、イチローは「経験を教えることができる」という加齢のポジティブ要素を活かし…
現役引退をした現在も大活躍しているわけですね。

自己肯定感が低い人は、加齢という短所を感じたとき、「もう歳だから」と諦めがちです。
一方で、自己肯定感が高い人は「経験を教えよう」といった具合に…
短所をポジティブに捉えて行動に移せるわけですね。

短所を長所に変換してゆこう

ここまでイチローを例にして、「短所への姿勢が自己肯定感を高めること」を紹介しました。
まさに、「短所を長所に変換する」ことが、自己肯定感を高めることにつながるのです。
もちろん、会社員が抱えるようなあらゆる短所も、長所に変換することができますよ。
「心配性」「優柔不断」「神経質」というような短所も、長所に変換できるわけですね。
ここからは、自己肯定感を上げる方法として、「短所を長所へ変換する」を提案いたします。

「短所を長所に変換する」とは?

当記事では、自己肯定感を上げる方法として、「短所を長所に変換する」を提案しています。
では、「短所を長所に変換する」とは、具体的にどのようなことなのでしょうか。

【自己肯定感を上げる方法】短所を長所に変換しよう、短所を長所に

どんな短所にもメリットはあり、それを長所にすることができます。
例えば、「心配性なこと」が短所だとします。
しかし、「心配性」という性格にも、メリットはあるわけです。
例えば、「ケアレスミスを起こしにくい」というのは、心配性な性格の長所になるでしょう。
心配性である以上、入念なチェックを大切にしますからね。
そのため、ケアレスミスは起こしにくいわけです。

「自分は心配性な人間だ」と思うと自己肯定感は下がってしまいます。
一方で、「自分はケアレスミスを起こしにくい」と思えれば、自己肯定感は高まるのです。

「短所を長所に変換する方法」の例

ここからは、「短所を長所に変換する方法」の代表例を挙げさせていただきます。
ぜひ、自分に該当する短所があるのなら、参考にしてみてください。
短所を長所に変換すれば、気持ちも180度変わってきますよ。

いつもギリギリになる→世渡り上手

いつも仕事がギリギリになってしまうとします。
例えば、毎回のように納品が期限寸前になるといった感じにです。
この場合、「自分は仕事が遅いダメ人間だ」なんて思ってはいけません。

確かに、仕事が遅いのは事実でしょう。

しかし、ギリギリになりつつも、やるべきことは完了しているわけです。
そのため、「自分は世渡り上手だ」と考えることをオススメします。

遅れさえしなければ、誰にも迷惑はかかりませんからね。
「自分は世渡り上手だ」と思えれば、自己肯定感は高まるはずです。

優柔不断→考える力がある

優柔不断でなかなか決断できない性格だとします。
例えば、上司から飲み会に誘われたとしましょう。
この場合、「行くor行かない」を即決できない人は多いはずです。

飲み会に行ったら親交が深まりそうな反面、帰宅が遅れて明日に響きそうですよね。
一方で、行かなかったら自宅でリラックスできる反面、親交を深めることはできません。
このように、様々なことを考えて決断まで時間がかかるのが、優柔不断な性格の特徴です。

ただ、「自分は優柔不断な人間だ」なんて思ってはいけません。
様々なことを考えることができるというのは、とても素晴らしいことですからね。
ぜひ、「自分は考える力がある」と思うようにしてください。

結局のところ、考える力がある人のほうが、失敗しにくいものですよ。

不安になりやすい→徹底したリスク管理ができる

不安になるということは、リスクを感じているということです。
例えば、「会社が人員整理をする」という噂を聞いて、不安を感じているとします。
この場合、「解雇されるかも」というリスクを感じるからこそ、不安になるのでしょう。

しかし、リスクを感じた後には、対処法を考えるはずです。
「解雇されたことを想定して、資格取得して転職活動に備えよう」といった感じにですね。

不安になりやすい人というのは、リスクを感じやすいと言うことができます。
ただ、リスクを感じやすいわけですから…
「徹底したリスク管理ができる」とも考えることができるのです。

【自己肯定感を上げる方法】短所を長所に変換しよう、リスク管理

当然ですが、リスク管理できる人のほうが、社会では生き残れます。
「自分は徹底したリスク管理能力がある」と捉えて、前向きになるようにしてください。

会話が途切れやすい→相手の気持ちを考えられる

会話が途切れると、気まずい思いをしますよね。
そして、気まずい思いをしていると、「どうにかしなければ」という思いで焦るはずです。
ただ、あなたが悪いから会話が途切れたのではありません。
2人の空気感によって、たまたま会話が途切れただけなのです。

会話が途切れたときには、相手のことを考えているのではないでしょうか。
「相手も気まずいだろうな」「何か話題を出さなきゃ」といった感じにですね。

「会話が途切れやすい=相手の気持ちを考える機会が多い」と考えるようにしてください。
そして、「自分には相手の気持ちを考える力がある」と前向きになってください。

そのようにすれば、たとえ会話が途切れたとしても、自己肯定感は高まるはずです。

誰にでもいい顔をする→適応力に優れている

嫌われたくないという思いから、誰にでもいい顔をする人は多いでしょう。
いわゆる八方美人というものですね。
「誰にでもいい顔をする」「八方美人」と聞くと、ネガティブな印象を持ちがちです。
ただ、誰とでも良好な関係を築けているのなら、それはとても素晴らしいことでしょう。

生きていると、苦手な人と接する場面が出てきます。
そんなとき、ほとんどの人は気持ちが顔に出てしまうんですよね。

苦手な人の前でもいい顔ができるのは、一種の才能のようなものですよ。
だからこそ、「適応力に優れている」と捉えて、自己肯定感を高めるようにしてください。

神経質→感性が鋭い

神経質だと細かいことが気になって嫌になりますよね。
会社では様々なことをこなさなければいけません。
だからこそ、細かいことが気になると、かなりのストレスになるでしょう。
「気になりすぎて前に進まない…」といった感じにです。

ただ、細かいことが気になるというのは、悪いことではありません。
細かいことに気づけるからこそ、救われる場面もたくさんあるのです。
もちろん、細かい気配りができる人間は、会社内でも重宝されますよ。

【自己肯定感を上げる方法】短所を長所に変換しよう、気配り

細かいことが気になる神経質な性格の人は、「自分は感性が鋭い」と思いましょう。

感性の鋭さは、雑務にだって活かせます。
例えば、取引先相手に送るメール文章を考えるとしましょう。
この場合、感性が鋭ければ、色々なことを考えて、丁寧に文章を作りますよね。
結果として、「読みやすい文章」「頭に残る文章」に仕上がるはずです。
もちろん、「自分は感性が鋭い」と思えれば、自己肯定感も高まりますよ。

物事を覚えるのが苦手→頼り上手

物事を覚えるのが苦手だと、仕事にも影響が出てしまいます。
もちろん、言われたことをメモするなど、物事を覚える努力をすることは大切です。
しかし、それでも物事を忘れてしまったら、仕方ないと割り切るべきでしょう。

実際に物事を忘れたときには、誰かを頼ることになるはずです。
例えば、コピー機の操作方法がわからないとします。
この場合、他の社員を呼んで、操作方法を教えてもらいますよね。

このように、物事を忘れてしまったら、誰かを頼ることになるわけです。
そのため、「物事を覚えるのが苦手=頼り上手」と言うことができるでしょう。
人を頼るのって意外と難しいですからね。

それなのにも関わらず、きちんと頼って社会人生活を送れているわけです。
ぜひ、「自分は頼り上手だ!」と自信を持って自己肯定感を高めましょう。

発表が苦手→精密な計画を立てることができる

発表が苦手だと、逃げたくなりますよね。
おそらく、発表の機会があるたびに、「もう嫌だ」なんて思うはずです。
しかし、それでも発表する機会があるのが、社会人の厄介なところですよね。

苦手な発表をしなければいけなくなったとします。
この場合、前日から精密な計画を立てて、成功させようと努力するのではないでしょうか。
「発表の手順」「声のトーン」「身振り」など、人並み以上に精密な計画を立てるはずです。
もしかしたら、マインドを整えるために、心理の視点からの計画も立てるかもしれませんね。
「腹式呼吸の方法」「緊張を和らげる方法」「パニック時の対処法」といった感じにです。

このように、精密な計画を立てることができるというのは、立派なポジティブ要素です。
ぜひ、「自分は精密な計画を立てる能力がある」と思って、自信を持つようにしてください。

嫌なことがあったときは、ポジティブに変換してみよう

自己肯定感を上げる方法として、「短所を長所へ変換する」を提案してきました。
この方法についてですが、嫌なことがあったときも、活かすことができるんですよね。
嫌なことがあったら、それをポジティブに変換してみてください。
つまり、「嫌なことをポジティブに変換する」を行うわけです。
これでさらに自己肯定感を高めることができますよ。

嫌なことがあると、自己肯定感は下がりがち

嫌なことってありますよね。
そんな嫌なことが原因で、自己肯定感を低めてしまうことがあります。

例えば、会社の上司に叱られたとします。
この場合、「自分はダメ人間なんだ」と思ったら、自己肯定感は下がるわけです。

【自己肯定感を上げる方法】短所を長所に変換しよう、上司に叱られる

そんなときは、嫌なことをポジティブに変換してください。
そのようにすることで、自己肯定感は高まりますよ。

嫌なことをポジティブに変換する方法

会社の上司に叱られたとしましょう。
この場合、「嫌なこと=会社の上司に叱られたこと」になりますよね。
しかし、「会社の上司に叱られたこと」は、ポジティブに捉えることもできます。

  • 叱られたことで、より一層気が引締まる
  • 反骨精神で仕事への意欲を高めることができる
  • そもそも期待されているからこそ叱られる

といった感じに、上司に叱られたとしても、ポジティブに捉えることができるのです。
そして、ポジティブに捉えることができれば、自己肯定感も高まります。
ぜひ、自己肯定感を上げる方法として…
「嫌なことをポジティブに変換する」というものを覚えておいてください。

まとめ

自己肯定感を上げる方法として、「短所を長所に変換する」というものがあります。
「神経質→感性が鋭い」といった感じに、短所を長所に変換することができるのです。

短所を長所に変換できれば、自己肯定感は高まります。

ぜひ、短所で悩んでいるのなら、「短所を長所に変換する」という方法を実践してください。