「自分軸を育てよう」と思っても、なかなか上手くいきませんよね。
しかし、「自分の考え通りの行動」ができれば、どんどん自分軸は育ってゆきます。
実際に私は、「自分の考え通りの行動」を意識してから、格段に自信がつきましたよ。

「自分の考え通りの行動」が自分軸を育てる

生きている以上は行動をしますよね。
世間体などに流された行動をしてしまうと、いつまでも自分軸は育ちません。
一方で、「自分の考え通りの行動」をすれば、自分軸は育つわけです。

まさに、自分軸の育て方の基本中の基本は、「自分の考えを持つ」になるわけですね。

自分の考え=自分軸のもと

想像してみてください。
会社のAさんがいじめられています。
いじめに加わっている社員は、Aさんを無視しています。
また、その他の社員は、いじめを見て見ぬ振りしています。
そんな中で、優しいあなたは「Aさんの話を聞いてあげたい」と思っています。

この場合、あなたはいじめられているAさんを助けようとしているわけです。
そのため、「いじめられている人を助けたい」というのが、自分の考えになるでしょう。

そんな自分の考えこそが、自分軸のもとになるのです。
つまり、「いじめられている人を助けたい」という考えが、自分軸のもとになるわけですね。

「自分の考え通りの行動」をすれば自分軸は育つ

「いじめられている人を助けたい」というのが、自分の考えであるとします。
そして、実際にいじめられている人の話を聞いて、助けてあげようと行動したとします。
この場合、「自分の考え通りの行動」を実現したことになりますよね。

【自分軸の育て方】「自分の考え通りの行動」をしてゆこう、いじめられている人を助けたい

この時点で自分軸は育ったことになるのです。
「いじめられている人を助けたい」という考えの通りに行動したわけですからね。
このように、「自分の考え通りの行動」をすると、自分軸は育ってゆくのです。

世間体などによって、自分の考えは曲がりがち

人間は弱いものです。
仮に、「いじめられている人を助けたい」という自分の考えを持っているとします。
しかし、実際には全く行動できないとしても、全く不思議ではないのです。
つまり、「自分の考え通りの行動」ができないことが普通なわけですね。

  • 「いじめられている人を助けたら、今度は自分が標的になるかもしれない」
  • 「いじめられている人は性悪な可能性が高いから、関わらないほうがいいかもしれない」
  • 「いじめられている人に声をかける勇気がない」

などという思いが巡ると、自分の考えを持っていても、なかなか行動に移せないでしょう。
このような、「自分軸の敵」と戦うことも、自分軸を育てるうえでは重要になってきますよ。

自分軸の敵とは!?

「自分の考え通りの行動」をさせない要因が、「自分軸の敵」となります。
では、どのような要因が、「自分軸の敵」となるのでしょうか。
ここからは、「自分軸の敵」になりやすい要因を、紹介してゆきます。

世間体

「自分の考えが世間体とズレている」と感じたら、どうなるでしょうか。
やはり、「自分の考え通りの行動」をするのが、怖くなってしまうかもしれませんね。

先述したように、「いじめられている人を助けたい」という自分の考えがあるとします。
しかし、「会社で上手くやるためには、出しゃばらないほうがいい」といった具合に…
世間体についても考えてしまうかもしれないわけです。

つまり、世間体が不安感を誘発し、「自分の考え通りの行動」ができないといったように…
世間体が自分軸の敵となることは多々あるわけですね。

他人の意見

他人の意見に流されると、「自分の考え通りの行動」はできません。

例えば、会社でいじめられている人を助けたくて、上司に相談したとします。
しかし、上司からは「放っておけばいいよ」と言われたとしましょう。

もし、「助けるべきだとは思うけど、上司の言うこと聞いて放っておこう」と思って…
実際にいじめられている人を助けることができなかったら…
他人の意見が「自分の考え通りの行動」を拒んだと言えるのです。

【自分軸の育て方】「自分の考え通りの行動」をしてゆこう、他人の意見

もちろん、他人の意見を聞いた結果、「一理ある」と思えることもありますよね。
この場合は、他人の意見を尊重して、その通りに行動すればいいのです。
ただ、「自分の考えのほうが正しい」と思いつつも、他人の意見を尊重してしまうのなら…
それは、「他人の意見が自分軸の敵になっている」と考えざるを得ないのです。

常識

自分の考えを持ったときには、「これは常識的な考えなのか?」と自問自答しがちです。
そして、自分の考えが常識から外れていれば外れているほど…
「自分の考え通りの行動」をするのが不安になることでしょう。

「常識に縛られる必要はない」ということは重々理解しているはずです。
それこそ、成功者の多くは、常識に縛られずに行動しているわけです。
また、「常識外れな人ほど成功する」なんて風潮もありますしね。

ただ、自分自身の考えが常識外れだと、途端に不安になるものです。

やはり、自分の考えが常識外れであるために、行動に移すことができないのなら…
「常識が自分軸の敵になっている」と考えるしかないでしょう。

情報(特に信憑性が高いもの)

いじめられている人を助けたくて、ネットで情報収集をしたとします。
すると、有名心理カウンセラーのブログにたどり着いて…
「いじめは放置して、自分を守ったほうがいい」なんて書かれていたらどうでしょう。

このような信憑性の高い情報は、自分の考えを揺らがせますよね。
もちろん、情報に触れた結果、「一理ある」と思ったのなら…
その情報の通りに行動すればいいわけです。

【自分軸の育て方】「自分の考え通りの行動」をしてゆこう、情報が敵になる

しかし、情報に触れてもなお、「自分の考えのほうが正しい」と思えたとします。
それなのにも関わらず、情報を知ってしまったがために…
「自分の考え通りの行動」できないとします。
この場合は、「情報が自分軸の敵になっている」となるのです。

自分軸を育てるための3ヶ条とは?

「自分軸の敵」に打ち勝つことが、自分軸を育てるためには重要です。
そのためにも、下の3ヶ条を実現するようにしてください。

  1. 自分の考えを整理する
  2. 自分の考えを貫く意思を持つ
  3. 不安でも「自分の考え通りの行動」をする

まさに、自分軸の育て方においては、この3ヶ条を実現することが大切なのです。
ここからは、この3ヶ条の実現の方法について、詳しく説明いたします。
この3ヶ条を実現することができたとき、自然と自分軸は育っていることでしょう。

1、自分の考えを整理する

自分軸の育て方においては、まずは自分の考えを整理することが大切です。
「自分の考え通りの行動」をするためには、「自分の考え」がなければいけませんからね。
まずは、行動する云々の前に、自分の考えを整理してゆきましょう。

考えに根拠を持つことが大切

自分の考えが曖昧だと、なかなか行動に移すことができません。
それこそ、世間体などに流されやすいため、自分軸は育たないことでしょう。
自分の考えがあるのなら、その根拠も持つようにしてください。

先述したように、「いじめられている人を助けたい」という考えがあるとします。
この場合、「何となくいじめられている人を助けたい」ではダメなのです。
「○○○だからいじめられている人を助けたい」といったように…
自分の考えに根拠を持たなければいけないわけですね。

ぜひ、自分軸の育て方の初歩的なこととして…
この「考えに根拠を持つこと」を覚えておいてください。

「なぜ?」と自問自答すれば根拠は見つかる

どのようにすれば、自分の考えの根拠が見つかるのでしょうか?
もし、自分の考えの根拠がわからないときは、「なぜ?」と自問自答してみてください

「いじめられている人を助けたい」と考えたものの、その根拠がわからないとします。
この場合、「なぜいじめられている人を助けたい?」と自問自答してみるのです。
このようにすれば、「苦しいだろうから助けてあげたい」といった具合に…
考えの根拠を導き出すことができるのです。

【自分軸の育て方】「自分の考え通りの行動」をしてゆこう、根拠

このように、根拠を持つことができれば、考えは整理されます。
そして、そんな整理された考えであれば、貫き通すことができるんですよね。

2、自分の考えを貫く意思を持つ

自分の考えを整理することができたとします。
そうしたら、「整理した考え」を貫く意思を持ちましょう。
「絶対に考えを貫くんだ!」くらいの覚悟がないと…
「自分の考え通りの行動」はできません。

まさに、自分の考えを貫く意思を持つことも、自分軸を育てることにつながるわけですね。

世間体などに流されない強さが重要

「世間体」「他人の意見」「常識」「情報」などに流されると…
「自分の考え通りの行動」をすることはできません。
まさに、世間体などは自分軸の敵となるわけです。

だからこそ、世間体などに流されない強さを持たなければいけません。
では、世間体などに流されないためには、どうすればいいのでしょうか。

やはり、「自分の考えを貫く意思」を持つことが、重要になってくるのではないでしょうか。
つまり、「自分は世間体などに流されないんだ!」という意思を持つことが大切なのです。

【自分軸の育て方】「自分の考え通りの行動」をしてゆこう、世間体に流されない

「自分の考えを貫くんだ」と脳に言い聞かせる

では、どのようにすれば、自分の考えを貫く意思を持てるのでしょうか。

仮に、自分の考えを持っているものの、世間体などに流されそうになったとします。
そして、「自分の考えが揺らぎそうだ」と感じたとしましょう。
この場合、「自分の考えを貫くんだ!」と、脳に向かって言ってみてください。

先述したように、「いじめられている人を助けたい」という自分の考えがあるとします。
しかし、周りを見渡した結果、「助けたら今度は自分が標的になるかも」と感じたとします。
この場合、「いじめられている人を助けたい」という考えが揺らいでしまうかもしれません。
しかし、ここで「自分の考えを貫くんだ」と、脳に向かって言ってみるのです。
また、「いじめられている人を助けて、苦しさから解放してあげるんだ」といった具合に…
具体的な考えを貫く意思を、脳に向かって言ってもいいですね。

脳は正直です。
そのため、「自分の考えを貫くんだ」と無理に言ったとしても…
脳は自分の考えを貫こうとするものですよ。

3、不安でも「自分の考え通りの行動」をする

自分の考えを貫く意思を持ったとします。
しかし、それでも実際に「自分の考え通りの行動」をしようとすると…
不安を感じてしまうかもしれません。

ただ、不安であっても、実際に「自分の考え通りの行動」をしてしまいましょう。
そのように頑張って行動してゆくことで、どんどん自分軸は育ってゆくのです。

「自分の考え通りの行動」は不安になりがち

想像してみてください。
「いじめられている人を助けたい」と考えているとします。
しかし、「助けたら今度は自分が標的になるかも」と感じたとします。
この場合、「いじめられている人を助けること」に対して…
かなりの不安を感じてしまいますよね。

このように、「自分の考え通りの行動」をしようとすると…
かなりの不安を感じてしまいがちですが…
それは仕方のないことなのです。

不安でも行動しなければ、自分軸は育たない

「自分の考え通りの行動」をしたいものの、かなりの不安を感じているとします。
そして、不安に押しつぶされた結果、「自分の考え通りの行動」ができなかったとします。
この状況は、「自分の考えに嘘をついた」とも言うことができますよね。
これでは、自分軸は育たないわけです。

【自分軸の育て方】「自分の考え通りの行動」をしてゆこう、自分軸が育たない

たとえ不安であるとしても、「自分の考え通りの行動」をしなければいけません。
不安でも「自分の考え通りの行動」をすることで、どんどん自分軸は育ってゆくのです。

失敗するのは構わない

「自分の考え通りの行動」をした結果、失敗に終わってしまうかもしれません。
しかし、この失敗は全く問題ないことですので、気にしないようにしてください。

失敗したということは、「自分の考えが間違っていた」ということです。
間違いに気づけたわけですから、大きな成長だと捉えるべきでしょう。

今後は間違ったことを糧にして、自分の考えをブラッシュアップしてゆきましょう。
この、考えをブラッシュアップするということも…
自分軸を育てるうえではとても重要になってきますよ。

どんどん考えをブラッシュアップして…
どんどん自分軸を育ててゆきましょう。

■まとめ

「自分の考え通りの行動」が、自分軸を育てることにつながります。
ただ、世間体などが邪魔をして、なかなか「自分の考え通りの行動」ができないんですよね。
しかし、当記事を読めば、「自分の考え通りの行動」を目指すことができます。
ひいては、自分軸を育てることにつながるので、ぜひとも当記事を活用してください。